21gのとしょかん

ながいながい遺書

世界はあたしであたしは世界。

天才になるのは簡単。

自分の識らぬものを観測しなければいい。

幸せになるのも簡単。

自分が幸福であることを疑わなければいい。

 

眼を開けたからこの部屋が生まれた。

カナダの存在を信じるから、行ったこともないカナダが存在する。

窓を開けたからあの小学生達は騒いでいた。 

傷ついたなんて信じているから、痛みを勝手に感じたりする。

 

受容された刺激を自己解釈することで、あたしの世界は創られる。

そうやって創られた世界は、あたしの記憶や信条となる。

そうやって創られた記憶や信条は、あたしの創世器官を形成する。

そうやって創られた創世器官は、外刺激を誤解しながら天地創造を繰り返していく。

 

世界はあたし。あたしは世界。

あたしが世界を形成することで、世界はあたしを創り続けている。

神は地獄に在り。故に此の世なべて不幸なり。

あたしが此処を地獄と信じることで、地獄はあたしを創り続けている。

 

天才になるのは簡単。

幸せになるのも簡単。

自分の識るもの以外観測しなければいい。

自分は幸福だと信じ続ければいい。

 

不幸なのは自分が悪いだけ。

自分が幸せだと信じられないあたしが悪いだけ。

それだけのこと。

ただそれだけのこと。