21gのとしょかん

ながいながい遺書

九月のべらんだ

この部屋にあなたが忘れたセッターは二度と交わせぬ接吻の味

 

あおいろのライターともせば目の腫れた顔映しだす雨の足跡

 

しゅぽ。しゅぽ。と間抜けし声は同じなるに吾に無き熱さいづこより来む

  

吐き出した煙はあなたのかたちとり手を伸ばせども風は冷たく

 

純白の記憶穢せしフィルターに大好きでしたと口付けるユダ

 

寒いねと二人震えた二月より100℃は寒い今夜のべらんだ

 

星見えぬ夜にまたたけセブンスターあと数分は道しるべたれ

 

溜息は黒き空へとたまりゆき明日ほほえみし吾へと降り落つ