21gのとしょかん

ながいながい遺書

生まれてから出会った本は2500冊くらい

本が好きな自分は、小学時代からよく「本の虫」と呼ばれていた。あの頃は輝いてたから、本を買って貰えば、帰りの車に乗った瞬間にそれを開いて、家に着いたらソファーに寝転がって、夕飯の手伝いをしろと怒られながらずっと読み耽っていた。中学でも高校でも学内図書館での貸出冊数は毎回3位以内で、それらは勿論、地元の図書館からも借りて読んだりしていた。

 

大好きな大好きなあの人には遠く及ばないけれど、それでも小学時代は年に200冊、中高は300冊づつは少なくとも頭から終わりまで読んでいた。ざっとこれまでに読んだ量を計算してみると、今は月に平均だと一冊くらいしか読めていないので、合計3200冊分くらいか。そのうち再読した本が2割だとして、2500冊の本と出会っているわけなのか。又引きで悪いけど、毎年日本で出る新刊を7.5万点とすれば、今うちは23歳だから、生まれてから書かれた本は170万冊くらいで、単純な冊数だけでいえばその0.1%程度しか出会えていないわけ。

平成20年度「国語に関する世論調査」の結果について | 文化庁」によれば、月に数冊が全国平均っぽいので、多めに3冊だとして、80まで生きても、人が一生に読むのはやっぱり3000冊くらいかな。

 

少ないよね。もっと読みたいよね。

別に本を多く読むことが、偉いとかは全く思わない。むしろ一冊の本のfanaticになる方が優れていると感じることもある(そういう意味で『聖典』を持つ人に憧れる)。父は中高と『ドクタードリトル』しか読んだことがないと言っているけれど(絶対嘘だけど。おじいちゃんの家に星新一がほぼすべてそろってたもん)、読んだ本の9割タイトルすら忘れている自分より、ぱっとそう答えられる方が絶対良い。それでも、もっといろんな人の「世界」を知りたいと思うのは、やめられない。

本が読めなくなるまで、あと何日あるのかわからないけれど、それまでもう少し読み続けたい。平均までですらまだ500冊ある。そしてようやく終われるそのころには、できたら、「自分の書いた本」∈集合「誰かが死ぬまでに出会う3000冊」となる可能性を生んでたりしてみたいよね。